子どもに「あいさつ」させる?させない?転勤族のご近所づきあい

転勤族の育児

月曜日、ネットニュースを見ていて、こんな記事を見つけました。

「知らない人にあいさつ」って危険なの?産経新聞(2016.12.5)

どういう内容かというと、

  • 神戸市のマンションで、「子どもには知らない人に声を掛けられたら逃げるよう教えているので、あいさつはしないよう規約で決めて欲しい」という意見があり、マンション内でのあいさつが禁止になった。
  • そのことを、住人の方が新聞の投書欄に投稿し、話題になってる。
  • あいさつと防犯の専門家に、それぞれ意見を聞いた。
  • というものです。

    これは、子育て中のママにとっては、ちょっと考えさせられるニュースですよねぇ。

    地域に溶け込んで子育てするのが理想だけれど、今のご時世、正直どこに危険が待ち受けているかわからないし・・・。

    私はいままで、子どもには「近所の人や通学路で会った人には挨拶するように」と教えてきました。

    だから今、小2の娘は、通学途中に出会う大人には挨拶をします。

    今日はこれについて思うことを少し。

    私が子どもにあいさつをさせる理由

    1.顔見知りの大人をつくってほしい

    我が家は転勤族なので、引っ越してきた当初はこの町に知り合いはゼロでした。

    だから私は、子どもたちを連れて近所を歩くとき、必ず挨拶をするようにしていました。

    「あのお母さん(=私)の子どもはあの子たちなんだな。」ってことを、近所の方に知っていてほしかったのです。

    例えば我が子が迷子になった時。どこへ遊びに行ったかわからない時。

    そんなときに、「ああ、おたくの子なら、さっき見かけたよ」と言ってくれるような相手を一人でも増やしておきたかったんです。

    娘が一人で通学路を歩いているとき、
    「おっ、あそこの家の子だな」って、認識してくれる相手は、一人でも多い方がいいと思ったのです。

    2.親以外の大人に話しかけることが出来るようになってほしい

    例えば、登校中に、自分や友達が具合が悪くなった時。

    近くにいる大人に、「学校に連絡してください」などと、お願いできるようになって欲しかったんです。

    あとは本当にピンチの時に、「助けて!」と、誰かに助けを求められるようになって欲しいのです。

    これは、色々な面でハードル高いですが・・・。

    小学生になると、親の私が常に見守るという事はできませんからね。

    幸い、というか何というか、今の住まいは田舎なので、あいさつする文化は結構地域に根付いているようです。

    最近では、娘から「あそこのお家では犬を飼っていて、おばちゃんが撫でさせてくれるんだよ」なんていう報告を受けたりします。

    娘はこの町に、「顔見知りのおばちゃん」ができたのだなぁと嬉しく思います。

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    しかし、難しいと思う点も。

    普通の人と変質者を見分けることが出来るのか?

    基本的に、通学路で出会う人には挨拶するように言っていますが・・・・不安な部分も。

    それは、「変質者などを判別できるの?」ってことです。

    道端で声を掛けられて、そのまま連れ去られた・・・という誘拐事件などもありますもんね。

    怪しい人か、そうでないかを判断するのは、大人でも難しいですもんね・・・。

    引っ越してきた2年(ちょっと)前に比べ、挨拶してくれる子は減っていると思う

    この町に引っ越してきたとき、道行く中学生などが「こんにちは!」と声を掛けてくれ、最初はびっくりしたものです。

    今どき、中学生でこんなに気持ちのいい挨拶ができるって、なんてスゴイ町なんだ!!( ゚Д゚)って。

    でも、あれから2年半が経ち、最近は道で中学生とすれ違っても、挨拶するのは私の方、ということが多いです。

    現代は、時の流れが早いので、学校の指導なども変わってきているのかな?とちょっと思います。

    もしかしたら、「知らない人にもあいさつする」という指導はあまりしなくなっているのかなぁ。

    この、田舎の平和な街でも、ちょくちょく警察からのメールで「不審者情報」が流れてきます。

    2年半前に比べて、治安が悪くなっていたりするのかしら・・・。

    まとまらないけど、まとめ

    挨拶については、まだ「これだ!」という正解にたどり着きませんが、この先引っ越しをしてもやはり、私は近所の方となるべく関わると思います。

    転勤族は、身近に頼れる人がいないという事も多く、やはり不安はつきものです。

    地震や津波などの災害が起こった時、母の私が病気で倒れた時。

    そんな『大ピンチ』に遭遇してしまったとき、やはり「助けて」と言える相手はいた方がいい、と思います。

    普段から挨拶や会話をして、「顔見知り」になっていれば、子どもたちに手を差し伸べてくれる人も中にはいるかもしれない

    そう考えると、子どもにはやっぱり「あいさつはきちんとしなさいね」と私は言うかなぁ。

    そんな事をつらつらと考えている今日でした。

    それではまた。

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